節電・節水

室外機に水をかける効果の注意点!正しい掃除方法

暑い季節になると、室外機に水をかけても大丈夫?と疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

室外機の温度上昇を防ぎ、エアコンの効率を上げたいと考える気持ちはよくわかります。しかし、無理に水をかけると内部に水が入り、ショートや故障の原因になることもあるため注意が必要です

この記事では、室外機水かける効果について詳しく解説し、リスクや正しい掃除方法を紹介します

また、「日除けによる電気代節約効果」についても触れ、より安全で効果的な室外機対策をお伝えします。室外機のメンテナンスに悩む方は、ぜひ最後までご覧ください。

記事のポイント

  • 室外機に水をかけることでの効果とリスク
  • 日除け設置による電気代節約の効果
  • 室外機掃除の正しい手順と注意点
  • エアコンの使い方による節電対策



※本ページはプロモーションが含まれています

室外機に水をかける効果と正しいメンテナンス

ベランダに置いてあるエアコン室外機イメージ
  • 室外機に水をかけても大丈夫?
  • 夏場の水うちは特に注意
  • 室外機の掃除で水を使うのは要注意
  • 室外機に水をかける場所
  • 室外機の掃除の必要性と掃除が必要なサイン
  • 室外機クリーニングなら「アールクリーニング」がおすすめ

室外機に水をかけても大丈夫?

室外機に水をかけることは、基本的におすすめできません。なぜなら、室外機は精密な部品を含むため、水が内部に入ると故障の原因になるからです

特に高圧洗浄機を使うと、内部の基盤や配線に水が入り込み、ショートや破損のリスクが高まります

通電中に水をかけると感電の危険もあるため、絶対に避けるべきです

また、室外機はある程度の雨風に耐えられる設計ですが、故意に水をかけると耐久性を超える負担を与えます。

故障すれば修理費用が高額になり、最悪の場合エアコン本体の交換が必要になることもあります

夏場の水うちは特に注意

ベランダに置いてあるエアコン室外機イメージ

夏場に室外機へ水をかける行為には、多くのリスクが伴います。

特に冷房稼働中は、室外機の金属部分が急冷されることで内部に結露が発生しやすくなり、以下のような問題が生じる恐れがあります。

リスクの具体例

  • 結露による基盤への水滴付着
    →電気基盤がショートし、故障の原因に
  • 強制的な水の浸入
    →自然の雨と違い、内部まで水が入り込みやすい
  • 高額な修理費用
    →基盤の交換は数万円~十数万円かかることも

このように、無理に水をかけることで得られるメリットは少なく、むしろデメリットが大きいです

代替策としておすすめの工夫

  • 室外機の周辺を整理し、風通しを良くする
  • 日よけや「よしず」を活用し、直射日光を遮る
  • 室外機の定期的なほこり除去で冷却効率を確保

これらの工夫をすることで、室外機の負担を減らしつつ冷房効率を高めることができます。

水をかけるよりも安全で、長期的にもコストパフォーマンスが良い選択と言えるでしょう

室外機の掃除で水を使うのは要注意

エアコンの室外機

室外機の掃除に水を使う方法はおすすめできません。

とはいえ、室外機の外側に付いたほこりや汚れは、湿らせた雑巾で優しく拭き取るだけで十分です

この方法なら、内部への水の浸入を防ぎながら、外観をきれいに保てます。

室外機の掃除手順

安全に室外機を掃除するために、次の手順で進めましょう。

  1. 電源をオフにする
     感電や誤作動を防ぐため、必ずエアコンの電源を完全に切ります。
  2. 周囲のゴミを除去する
     落ち葉やゴミを手で取り除き、空気の流れを妨げないようにします。
  3. 表面の拭き掃除
     柔らかい布を軽く濡らし、室外機の外側を優しく拭きます。汚れが目立つ場合も無理にこすらず丁寧に行いましょう。
  4. 熱交換器部分の掃除
     裏側のフィンにはホコリがたまりやすいので、柔らかいブラシや掃除機で優しく取り除きます。曲げないように注意してください。
  5. ドレンホースの確認
     排水口が詰まっていないかをチェックし、詰まりがあれば細い棒などで取り除きます。
  6. 仕上げと動作確認
     周囲に再びゴミがたまっていないか確認し、電源を入れて正常に動作するかをチェックします。

もし水をどうしても使いたい場合は、風向口や配管部分に直接水をかけないように注意し、作業後は完全に乾燥させるまでエアコンを使用しないことが大切です。

これらの手順を守ることで、室外機をきれいに保ちながら故障リスクを減らすことができます。

掃除は年に1~2回程度が目安です。ただし、室外機の効きが悪いと感じたり、汚れが目立つ場合は早めに掃除を行うことをおすすめします。安全第一で、無理のない範囲で行いましょう

室外機に水をかける場所

室外機に水をかける場合、適切な場所と方法を理解することが大切です。以下にわかりやすくまとめます。

【水をかけるべき場所】

背面の「フィン」部分
 この部分は放熱を助ける役割を担っており、ホコリが溜まりやすいです。

【避けるべき場所】

天面や側面の通気口
 ここに水をかけると内部の電子部品に水が入り、ショートや故障の原因になります。

【安全な掃除のポイント】

  • ホースの水圧を弱める
  • 霧吹きのようにやさしく水をかける
  • 大量の水を一気に流し込まない
  • 掃除前に必ず電源をオフにする
  • 掃除後はしっかり乾燥させるまでエアコンを使わない

このように、背面のフィン部分に軽い水流でホコリを落とし、他の部分には水をかけないよう注意することで、故障リスクを減らしながら室外機をきれいに保てます。

室外機の掃除の必要性と掃除が必要なサイン

エアコンの室外機は、屋外に設置されているため、ホコリやゴミがたまりやすい場所です。

そのまま放置すると空気の流れが悪くなり、冷暖房の効率が低下します。

結果として電気代がかさんだり、エアコンの寿命を縮める原因になります

掃除をすることで放熱効率を保ち、エアコンの性能を維持しつつ電気代を節約できます。

【掃除が必要なサイン】

  • 室外機の周囲に落ち葉やゴミが溜まっている
  • 動作中に異常音がする、風通しが悪い
  • 冷暖房の効きが以前より悪い
  • 背面(フィン)にホコリや汚れが付着している

こうしたサインを見つけたら、すぐに掃除を始めることが大切です。特に使用頻度が増える夏や冬の前には、点検と掃除を済ませておきましょう。

作業中は感電を防ぐため電源を切ることを忘れずに。これで室外機のトラブルを防ぎ、快適な環境を保てます。



室外機クリーニングなら「アールクリーニング」がおすすめ

室外機クリーニングを検討しているなら、「アールクリーニング」が一押しです。

この会社は、専門スタッフによる丁寧な作業と、充実したサービスで高い評価を得ています。

まず、研修施設で徹底的な研修を受けたスタッフだけが訪問するため、安心感が違います。

プロの技術で、室外機だけでなくエアコン本体までしっかり洗浄します。

【おすすめポイント】

  • 自社研修をクリアしたスタッフが対応
  • 料金が明確で追加費用の心配なし
  • 万が一のトラブルにも保険対応

口コミでは、「説明が丁寧で安心できた」「仕上がりが予想以上」といった高評価が多数。初めて業者を利用する方でも、安心して依頼できます。

また、作業後のアフターサービスも万全で、トラブル時も迅速対応。これなら、エアコンの効きがよくなり、電気代節約や故障予防にもつながります。

室外機の掃除に不安がある場合や、高所作業が心配なときには、「アールクリーニング」に相談してみてください。快適な空間を手に入れましょう。

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室外機に水をかける効果より効果的な対策

室外機をよしずで日陰にするイメージ
  • 室外機に水をかけるより日陰にした方が効果的
  • エアコン室外機の日除け(日除け設置)による電気代節約効果
  • 日陰にする室外機カバー:メリット・デメリット
  • 室外機を日陰にする「よしず」のかけ方
  • エアコンの使い方による節電対策

室外機に水をかけるより日陰にした方が効果的

室外機を冷やすために水をかけるより、日陰を作るほうが効果的です。

水をかければ一時的に温度を下げられますが、すぐに乾いて効果が持続しません。また、内部への浸水リスクが高まり、故障の原因になる可能性もあります。

一方、日陰を作ることで室外機の温度上昇を抑え、冷房効率が安定します。例えば、以下の方法が効果的です。

【おすすめの日陰対策】

  • よしずを室外機の上や周囲に設置
  • 日除けパネルを用意する
  • 植木やグリーンカーテンで自然の影をつくる

これらを工夫すると、冷媒の効率が上がり、冷房の効きが安定。結果として、電気代の節約にもつながります。

ただし、設置場所に注意し、吹き出し口や吸気口をふさがないようにすることが大切です

賢く日陰対策をすれば、安易な水かけよりも長期間効果を維持でき、エアコンの性能向上が期待できます。

エアコン室外機の日除け(日除け設置)による電気代節約効果

ダイニングテーブルで家計簿をつける女性イメージ

エアコンの室外機は、直射日光を浴びると表面温度が上昇し、冷房時に無駄なエネルギーを消費しやすくなります。

その結果、消費電力が増え、電気代が高くなる要因となります。

そこで、室外機に日除け(屋根型パネル、アルミシート、よしず等)を設置して日陰を作ることで、冷房効率を向上させ、電気代を節約できる効果が期待されます。

✅ 節電効果の概要

  • 節電効果の目安は約5%程度
    大阪市市場ビルの実験や、ダイキン工業などの実証試験によれば、日除け設置による冷房時の消費電力削減効果は、平均で約5%程度とされています。

    条件によっては、最大で15~21%程度の削減が確認されたケースもあります。
  • ただし、効果には限界がある
    設置方法が不適切だと、室外機の通気を妨げ、逆に効率が低下する可能性もあります。

    日除けの素材や設置場所、風通しを十分に考慮する必要があります。

💡 年間の電気代節約例

例:エアコンによる年間電気代が約30,000円の場合

  • 約5%削減 → 約1,500円の節約
  • 約10%削減(条件が良い場合) → 約3,000円の節約

例:エアコンによる年間電気代が約60,000円の場合

  • 約5%削減 → 約3,000円の節約
  • 約10%削減 → 約6,000円の節約

⚠️ 注意点

  • 通気性の確保:室外機の吸気・排気を塞がないようにする。通気性が悪いと逆効果になる。
  • 適切な素材:アルミシートやすだれなど、遮光率が高く通気性のある素材を使用する。
  • 定期的な清掃とメンテナンス:室外機周辺を清掃し、フィルターなどの点検を行うことで効率を維持。
  • 設置費用とのバランス:日除け設置のコスト(材料費・設置作業)と節約額のバランスを考える。

📝 まとめ

エアコン室外機への日除け設置は、冷房効率を向上させ、電気代の節約につながる可能性があります。

平均で約5%程度の削減効果が見込まれ、条件次第では10%以上の削減も可能です。

ただし、設置方法を誤ると効果が薄れるため、通気性や素材選び、設置の工夫が重要です

家計の節約だけでなく、CO₂排出削減にも貢献できるので、夏場の対策として検討してみる価値があります。

日陰にする室外機カバー:メリット・デメリット

プラカード『POINT』の文字イメージ

室外機を直射日光から守るためにカバーを使うのは有効な方法です。しかし、選び方を間違えるとエアコンの効率を落とす可能性も。

ここで、よく使われる「屋根型パネル」「ルーバー」「よしず」の3つについて、メリット・デメリットを見ていきましょう。

屋根型パネル

  • メリット
    直射日光をしっかり遮り、室外機の温度上昇を防ぎます。取り付けが簡単で、風に強いタイプも多いです。
  • デメリット
    完全に囲ってしまうと通気が悪くなり、放熱効率が下がることがあります。設置場所と方法には注意しましょう。

ルーバー

  • メリット
    日差しを遮りながら通気性を確保。見た目が良いので、外観を気にする方にもおすすめです。
  • デメリット
    設置がやや手間で、強風時の耐久性に注意が必要。しっかり固定できるタイプを選びましょう。

よしず

  • メリット
    設置が簡単で取り外しも容易。直射日光を和らげ、電気代の節約にもつながります。
  • デメリット
    風に弱いため、しっかり固定しないと飛ばされるリスクがあります。冬場は取り外しがおすすめです。

まとめ:室外機カバーの比較表

カバー種類メリットデメリット
屋根型パネル直射日光を遮る、簡単設置、風に強い通気が悪くなる場合がある
ルーバー日差し遮断+通気確保、見た目が良い設置に手間、強風対策が必要
よしず設置簡単、取り外し自由、節電効果風に弱い、冬場は取り外しがおすすめ

それぞれの特徴を理解して、無理なく効率良く室外機の温度対策をしましょう。エアコンの効きが良くなり、電気代の節約にもつながります。

室外機を日陰にする「よしず」のかけ方

室外機を守りつつ節電を狙うなら、「よしず」の活用がおすすめです。

これで冷房効率を上げつつ、電気代の節約まで叶います。けれど、設置方法にはコツがあります。

よしず設置の基本ルール

  • 適度な距離を確保
    室外機に密着させず、吸気口や吹き出し口をふさがない位置に設置。これで冷却効率を落とさずに済みます。
  • 太陽の動きに合わせる
    朝日から夕日までの太陽の位置を考えて、よしずの角度を調整。直射日光をしっかり遮ることで、室外機の温度上昇を防げます。
  • しっかり固定する
    風で飛ばされないよう、しっかりと固定しましょう。飛ばされたよしずが室外機を傷つけると逆効果です。

注意点

  • 通気口をふさがない
    ファンや通気口をふさいでしまうと、エアコンの効率が落ち、かえって電気代が増えます。
  • 冬場は外す
    冬場はよしずを外し、太陽熱を活用した方が効率的です。

設置後は、エアコンを運転して効率アップを実感してみてください。これで快適な室温を保ちながら、電気代を無理なくカットできますよ。

エアコンの使い方による節電対策

エアコンの効率を上げて節電するには、ちょっとした工夫がポイントです。まず、設定温度を意識しましょう。

冷房は28℃、暖房は20℃が目安です。実はこれだけで電気代が約10%も削減できると言われています。

参考:ダイキン

設定温度を見直す

  • 冷房:28℃
  • 暖房:20℃

次に、扇風機を併用すると冷気や暖気を効率よく部屋全体に循環させられます。これにより、エアコンの稼働時間が短くなり、結果的に電気代の節約につながります。

扇風機の活用

  • 空気を部屋中に循環
  • 設定温度を控えめでも快適

また、風量設定は「自動」にしましょう。室温に応じて効率よく風量を調整するので、無駄な電力を使わずに快適さを維持できます。

風量設定メリット
自動効率的に冷暖房、電力消費を抑える
冷暖房効率が悪く、電力消費増の可能性

風向きも重要です。冷房時は水平か上向きにして、冷気をしっかり循環させましょう。これで冷えムラが減り、より効率的に室温を下げられます。

最後に注意点ですが、室外機に濡れタオルをかけるのはNGです。一見冷却効果がありそうですが、通気を妨げて効率を悪化させます。室外機周辺の通気確保を意識しましょう

フィルター掃除と冷房前の換気も忘れずに

フィルターの汚れは風量低下と効率悪化を招きますし、換気で室内の熱気を逃せばエアコンの負担も減らせます

こうした工夫で、無理なく快適な室温を保ちながら、しっかり節電効果を実感できますよ。

総括:室外機に水をかける効果の注意点!正しい掃除方法

記事のポイントをまとめます

  • 室外機に水をかけると基盤が故障するリスクがある
  • 高圧洗浄機での水かけは内部ショートの恐れがある
  • 通電中に水をかけると感電の危険がある
  • 雨に耐えられても水を故意にかけるのは負担になる
  • 夏場は急冷で結露が発生し基盤トラブルを引き起こす
  • 故障時は高額な修理費用が必要となる場合がある
  • 室外機掃除は湿らせた布で外側を拭くだけで十分
  • 掃除前に電源をオフにするのが基本
  • 背面フィンに軽く水をかける方法は可だが注意が必要
  • 天面や側面通気口への水かけは避けるべき
  • 日陰対策の方が水かけより冷房効率アップに有効
  • よしずやパネル設置で日除け効果を得られる
  • 室外機の掃除は年1~2回程度で十分
  • 室外機周辺のゴミや落ち葉をこまめに除去する
  • 室外機掃除やメンテナンスは専門業者も選択肢となる

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